損害登録鑑定人のいる保険申請サポートに依頼しよう。

2020-12-07

損害登録鑑定人とは

一般社団法人日本損害保険協会が実施する認定試験に合格・登録されている者を指します。

科目数は3教科です。保険一般常識・電気機械・建築で全科目100点満点中60点以上で合格です。
資格は3級から1級まであり合格率は3級:30%~20%、2級:20%~10%、1級:10%~5%です。

何を目的とした資格なのか

建物・動産の保険価格の算出、損害額の鑑定、事故の原因調査を行う専門家の養成するためです。
上記が出来ることで損害保険会社は、保険加入者の物件現場の適切な調査と保険金支給が可能になります。

保険会社側の損害鑑定会社は、一部例外(建築士資格保有者など)を除き鑑定人資格保有者しか被災調査現場に立ち会いできません。そのくらい被災損害鑑定において重要な資格です。
  

資格保有者は日本に何人?

2020年9月時点で、全国982名です。
そのうち保険会社側の損害鑑定会社に帰属する鑑定人が99%、残り1%の約10人が民間企業に属しています。

上記の民間企業に帰属する約10人のうち5人は、当サイトを運営している団体スタッフです。

保険会社と申請サポート会社、立場が違うと鑑定人の仕事は変わる?

帰属する組織が違うので、仕事の目的が違います。

保険会社側の鑑定人は、なるべく”保険会社の利益=申請されない損害などは見つけない”ように仕事をする傾向が多いです。

物件所有者から被災調査を依頼される我々調査会社は、”見落とした損害がない、過小判定された損害がない”ように仕事をします。

実務的な能力面でも違いが出てきます。
 
保険会社側の鑑定人の場合、調査に赴く物件が、帰属会社の地域や取引保険会社の物件に限定され経験値の偏りが多くなります。
例えば、北海道にある鑑定会社は、九州の物件調査には行くことはなく北海道の調査がほとんどとなります。

保険申請サポートを前提とした被災調査会社は、全国の案件を多岐に渡り立会調査しているので経験値の幅は大きくなります。

損害登録鑑定人がいる保険申請サポート会社は、何か違う?

鑑定人、会社によって判断が分かれそうなギリギリの物件だと、鑑定人資格の保有スタッフが直接立ち会い保険会社側に被災状況の説明が可能になります。

地震保険の上方修正など、保険会社の一度出た結論を修正してもらう案件の場合や被災状況説明の難易度の高い物件の場合には
保険申請サポート側に鑑定人資格のある人がいるか、いないかで成功率に大きく差が出てきます。

鑑定人の存在が影響する判定事例

保険会社側の鑑定人の計算が誤っていることを立ち会いで指摘して、上方修正できる事例も多くあります。

例えば目算10センチの外壁のヒビを、損傷レベル1とするかレベル2とするか。

保険会社側の鑑定はレベル1とされても、同様ケースの他物件でレベル2で採用している事例などを提示して、レベル判定の是正を促す場合もあります。

実際の具体的事例を紹介します。

北海道の地震災害において北海道の保険会社鑑定人基準で無責判定の結果に対して、東日本大震災の事例を引き合いに出して、”同じ保険会社で、本州の事例では類似の損傷で一部損の鑑定結果でした。”と
他地域での保険判定状況を踏まえたうえで被災鑑定について意見を提供して、鑑定結果を覆し保険金受給に至ったケースがあります。

保険会社と同等の理論武装を実現します。

物件に対して、損害鑑定のセカンドオピニオンとして活躍できる鑑定人。
保険受給の申請をする方の立場であれば、ご自身の味方して活動してほしいと感じますよね。

ですが、民間の調査会社には鑑定人資格保有者は、全国で10人程度しかいません。

我々は、その10人のうち5人が在籍しています。
お客様の適切な被災調査を行うために、全力を尽くしますので安心してご相談ください。

我々が保険金受給額の最大化をお手伝いします。

一般社団法人全国建物損害調査協会
理事
阿藤 博祐

一般社団法人全国建物損害調査協会
建物損害調査 コンサルタント
芦川 恵介

一般社団法人全国建物損害調査協会
損害保険登録鑑定人 二級建築士
望月 美由紀


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